ColdFusion 10 アップデート 14 の Java 8 サポートに関する注意点

2014年10月15日にリリースされた ColdFusion 10 Update 14 には、セキュリティの問題の修正の他、内部エンジン Tomcat の 7.0.54アップグレードや60個を超えるバグフィックスが行われています。

さらにColdFusion 10 Update 14 から Java 8 の動作もサポートしています。これにより ColdFusion 10 が使用する JVM を最新の Java 8 上で稼働させることが可能です。

ただし、Java 8 に切り替えた ColdFusion 10 Update 14 で Webサービス機能を利用する場合、手動で一つの jar ファイルのコピーが必要となります。詳細は、メーカーの公式ブログにて紹介されています。

http://blogs.coldfusion.com/post.cfm/coldfusion-10-and-11-support-with-java-8

上記に記載されている通り、{JDK8_Home}/lib 置かれている tools.jar ファイルを手動で{cf_install_home}/cfusion/lib/ にコピーする必要があります。/cfusion/lib/内には古いtools.jarが置かれているため、（念のため別のフォルダにtools.jarをバックアップして）新しい tools.jar を配置して下さい。

※確認した限りでは、tools.jarを入れ変えないまま cfinvokeでwebserviceを呼び出した時に、coldfusion.jsp.CompilationFailedException: Java コンパイラのエラーが発生しました。クラスファイル java/lang/Object.class(java/lang:Object.class) は不正です。クラスファイルのバージョン 52.0 は不正です。50.0 であるべきです。削除するか、クラスパスの正しいサブディレクトリにあるかを確認してくださいというエラーになりました。

尚、tools.jar は JDK のみ含まれ JRE には含まれていないそうです。ただ、そのためだけに ColdFusion がインストールされているマシン上に JDK をインストールしなければならないわけではありません。ColdFusionの稼働には JRE 8 を利用し、別のマシンに JDK 8 をインストールして tools.jar ファイルだけを別のマシンからコピーしてくるという方法でも可能です。

他に、以前のwebサービス接続がクリアされて新しくコンパイルされ直されているかを確認する事を推奨しています（Web サービス用のコンパイルされたコードは {cf_install_home}/cfusion/stubs/に置かれています）。

記事公開日：2014年10月20日
最終更新日：2014年10月20日

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