ColdFusion 10 Standard版とEnterprise版の違いを教えて下さい。

ColdFusion 10 Standard版とEnterprise版の違いについて、代表的なものを「①機能面」、「②サポート対象面」、「③インストール体系面」から説明します。

 

  1. 機能面

    機能面の詳細については、アドビのColdFusion製品サイトをご確認下さい。
    『購入ガイド : 各エディションの比較』
    http://www.adobe.com/jp/products/coldfusion-enterprise/buying-guide.html

    主なポイント
    1. Standard版ではサポートされていない機能

      サポートされていない機能として、ColdFusion 10から追加された最先端のHTML5を採用したクライアントチャートや、高度な設定が可能なスケジュールタスク、ORMテキスト検索機能などのほか、エンタープライズインフラストラクチャ(大規模向けの ColdFusion アプリケーションの運用)に関する機能、「サーバモニタ/マルチサーバモニタ」「リクエスト制限の管理」「パッケージとデプロイ」「AdministratorおよびRDSの権限の設定・管理」「FIPS 140準拠の強力な暗号化機能」などがStandard版では利用することができません。
       
    2. Standard版で機能が限定されているもの

      ColdFusion 10から追加された最先端のHTML5を採用したwebsocket機能をはじめとして、従来のバージョンと同様に、ドキュメント処理やPDF、ゲートウェイ、Exchangeサーバーとの連携など、いくつかの機能はStandard版でも動作はするものの Enterprise版と比較して処理数に制限が追加されています。Enterprise版に比べて処理数が低く制限されますため、それら機能を多用される事をご検討の場合は、Enterprise版をご検討下さい。
       
  2. サポート環境面
    • 対応データベースが Standard版とEnterprise版とで異なります。詳細は下記を参照下さい。

      『サポート対象システム一覧(「対応データベースプラットフォーム」を参照下さい)』
      http://wwwimages.adobe.com/www.adobe.com/content/dam/Adobe/en/products/coldfusion/pdfs/cf10/coldfusion10-support-matrix.pdf
    • 仮想化環境のサポートはEnterprise版のみです。
      • サポートしている仮想化ソフトウェアはVMware またはMicrosoft Virtual Server となります。
    • OSによってはEnterprise版のみサポートされている環境もあります。
      • Solaris, AIX など
    • ColdFusion 10では、クラウド環境でColdFusion 10を動かすことが可能です。Standard版・Enterprise版それぞれで1ライセンスあたりにクラウド環境を指定インストールすることができます。
       
  3. インストール体系面
    • ColdFusion 10 Standard版では単一のサーバー構成(スタンドアロン体系)として、ColdFusionをインストールすることが可能です。Enterprise版では上記構成に加え、エンタープライズマネージャ機能を用いた複数サーバインスタンス(マルチインスタンス構成)、及び、J2EEアプリケーションサーバーへのデプロイ(J2EE構成)によるインストールが可能です。
  4. その他

※ 上記の情報は、必要に応じて適宜追加・修正を行いますので予めご了承ください。


 


記事公開日:2012年06月29日
最終更新日:2012年06月29日


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