ColdFusion Builder 2016 Update3を適用後RDSサーバーが存在しませんエラーが出る場合

ColdFusion Builder 2016 は、2016年11月現在アップデータ3までリリースされていますが、アップデータ3を適用すると、環境によって「RDS」を利用したColdFusionサーバーとの接続が失敗する場合があります。

▽アップデータ適用前。RDS Dataview(画面右側)には、defaultLocal(Builderに同梱されている開発用ColdFusion)のツリーが表示されるとともに、コンソール(下部)のメッセージに「サーバーは使用可能です。サーバー設定を取得しています」と表示されます。

▼アップデータ3を当てると、「RDS Dataview」に何も表示されなくなり、さらにコンソールに『RDS サーバーが存在しません。』というエラーメッセージが表示されます。

▼エラーが発生している状態で新しいColdFusionサーバーを登録を行おうとしても、サーバーは登録できるものの同じエラーが発生してRDSによる接続ができません(下の画像は 「cfsvr2016」 という名前で同じPC内にインストールされているColdFusion2016サーバーと接続したのですが、同じエラーが発生してRDS接続が行えない状態です)。

 

この問題を回避するには、以下のいずれかの対応を行って下さい。

  • アップデータ3を適用する前に、何らかのColdFusionサーバーを登録してRDS接続が正常に行える事を確認する。
    • こちらで確認した限りですが、先に何らかのColdFusionサーバーを登録しておけば、この問題が発生しない模様です。
       
  • アップデータ3を適用してエラーの発生を確認した後、その解消のためにダミーでRDSサーバーを登録し、既存の設定を更新する
    • ColdFusion Builder 2016 をインストールした後、ただちに Update 3 を適用した場合などはこの問題に遭遇する可能性が高いです。この問題に遭遇してしまった場合は、下記の手順で、ダミーのRDSサーバーを登録して、再度、既存の登録設定の更新を行う事で現象が改善する模様です。
       
    • 参考手順
    1. 画面右側のアイコンから「RDS Dataview」タブを選択し、上部アイコンの一番左にある『RDS 構成ダイヤログボックスの表示』のアイコン(画面の赤丸のアイコン)を押すと、RDS構成ダイヤログが表示されます。構成されているRDSサーバーには何も表示されていません。

       
    2. ダミーのRDSサーバーを登録します。ダイヤログ右側にある『新規作成』ボタンをクリックすると、「新規RDSサーバー」の項目が表示されますので、そのまま値は変更せず『適用』ボタンを押して下さい。

      ※もちろん正しいRDS設定を行っていないのでColdFusionサーバーには接続できませんが、ダミーのRDSサーバーを登録する事が目的なので、問題ありません。
       
    3. [OK]を押すとダイヤログが閉じます。RDS Dataviewに『新規 RDS サーバー』という名前でRDSサーバーが登録された事が分かります(次の 4. の画像をご覧ください。)接続情報
       
    4. 次に、下部のタブメニューのなかから『CF サーバー』タブを選択して下さい。ColdFusion Builderに登録済みのColdFusionサーバーの一覧が表示されます。登録されているサーバーをマウスで右クリックして、『サーバーを編集』を選んで下さい(例ではdefaultLocal)。

       
    5. 「ColdFusion サーバーセットアップ変更」ダイヤログが表示されますが、そのまま『終了』ボタンを押します。

       
    6. [OK]を押すとダイヤログが閉じます。何も設定は変更しませんでしたが、「RDS Dataview」を見ると、編集を行ったサーバー(今回の例ではdefaultLocal)がツリーの一覧に再び表示され、RDSのエラーが出なくなりました。

       
    7. あとは、登録されている他のColdFusionサーバーについても、同様に 4.~6. の作業を繰り返して頂くと、そちらもRDSエラーが解消して、RDSを利用したデータベース情報などを確認することができるようになります。

      ※もしも、『[cf2016svr]:Error(日時) RDS サーバーにログインできません。正しいユーザー名とパスワードが指定されていることを確認してください』とメッセージが表示された場合は、指定しているRDSのパスワード(またはAdministratorの設定でユーザー名も個別に登録されている場合はユーザー名も)に誤りがある事が考えられますので、入力内容を再度ご確認下さい。


 


記事公開日:2016年11月21日
最終更新日:2016年11月22日


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