スケジュールタスクの最後の実行について

ColdFusion Administratorのスケジュールタスク画面で、登録済みのタスクが一覧に表示されていますが、「最後の実行」欄がタスクが実行されているにも関わらず非実行で表示される場合があります。

もともと、最後の実行に表示される時間情報は、ColdFusionの設定ファイル(neo-cron.xml)に書き込まれていました。ですが、「非常に多くのタスクが登録されている」場合や「非常に短い間隔で繰り返し実行されるタスクが登録されている」場合などでは、その設定ファイルへの書き込み頻度が高まります。最悪の場合（例えば、予期しない障害等でColdFusionが再起動された場合など）は、その設定ファイルが破損される懸念がありました。

そのことを受け、ColdFusion 2018 Update 2以降から、原則は「最後の実行」は内部で実行されているタスクライブラリのAPIを呼び出して表示する処理になりました。

１回のみ実行のタスクなど、一部は、実行された際に引き続き設定ファイルへの書き込みがされるものもあります

この処理の変更によって、下記のような場合は最後のタスクの実行が表示されず、『非実行』と表示されます。

ColdFusionを再起動した（再起動によってタスクライブラリも初期化されるため）
登録されているタスクの設定の変更（更新）を行った
手動でタスクを実行した

スケジュール実行をより正確に確認したい場合は、下記を参考にしてください。

呼び出し先のURLでログが出力できる場合は任意のログを出力する
http.logを確認して、タスクを実行した時に出力されるログの情報を確認する
- ColdFusion Administratorの「ログファイル」の設定でhttp.logの出力を停止している場合は表示されません
Enterprise版のみで使用可能な、タスクのイベントハンドラーを使用して任意のファイルにタスクの実行をファイルに書き出す
- https://helpx.adobe.com/jp/coldfusion/cfml-reference/coldfusion-tags/tags-r-s/cfschedule.html
  （上記　例２にhandler.cfc サンプルがあります）

記事公開日：2022年09月12日
最終更新日：2022年09月12日

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