Linux版のColdFusionの環境で、coldfusionの起動・停止スクリプトファイルが置かれている[cf_root]/cfusion/bin フォルダ内に “coldfusion” とは別に “coldfusion_hf” というファイル名のスクリプトファイルが置かれている場合があります。このファイルはなぜ存在するのでしょうか?
ColdFusion 10以降、ColdFusion Administratorで「Update」を適用できるようになりました。または、Update用のファイル(hotfix-0XX-XXXXXX.jar)をアドビのサイトからダウンロードし、コマンドからUpdateを適用することもできます。ColdFusionのUpdateを適用する際は、以下のように動作します
ColdFusion AdministratorからUpdateを適用した際はサイレントモードでUpdate用のファイルが実行されます(画面上ではUpdate適用中のメッセージが表示されます)
後からUpdateをアンインストールする際に使用するファイルとなりますのでbackupは削除しないでください
正常にUpdateの適用が終了すると、ColdFusion Administratorの場合は、ページを再読み込みして再ログインを促すメッセージが表示されます。手動の場合は、インストールが終了したことを知らせて Update が終了します
ここで問題となるのが 2. と 4. の動作です。Linux版のColdFusionは、インストール時に実行ユーザーを指定します(rootは推奨されていません)。coldfusionの起動・停止を行う[cf_root]/cfusion/bin/coldfusion スクリプトでは、スクリプト内でsuコマンドを使用して指定した実行ユーザーでColdFusionの起動・停止を行います。そのため、root権限を持たないユーザーでcoldfusionスクリプトを実行すると“You must be root to start ColdFusion.”というエラーメッセージが表示されます。
ところが、ColdFusion Administrator上で Update を実行した際、ColdFusionは指定した実行ユーザーで動作しています。そのため、[cf_root]/cfusion/bin/coldfusion スクリプトを使用してのColdFusionの起動・停止が行えません。そのため、“coldfusion_hf”というスクリプトファイルを([cf_root]/cfusion/binフォルダに存在していない場合に)自動的に生成し、そのスクリプトファイルの中では su によるユーザーの切り替えを行わないようにしています。このスクリプトファイルをUpdateが内部で使用することにより、ColdFusion実行ユーザーのまま「2.ColdFusionを停止」・「4.ColdFusionを起動」を行っています。
以上が、“coldfusion” と “coldfusion_hf” スクリプトファイルの違いになります。
どちらも ColdFusionを起動・停止を行うスクリプトですが、coldfusion_hf で ColdFusionを起動すると、本来指定した ColdFusi
これによる弊害がいくつかありますので、ColdFusionを手動で起動・停止する際に coldfusion_hf を使用しないようにしてください。
同様の理由で [cf_root]/cfusion/jetty 内にも “cfjetty” とは別に “cfjetty_hf”というスクリプトファイルが作成される場合があります。理由は同じです。
【注意点】
ColdFusionの接続コネクタファイル([cf_root]/config/wsconfig内)は、接続コネクタを設定した際のユーザーで作成されています。こちらは動作に支障がある場合を除いては所有権を変更する必要はありません
customcache.dataやcustomcache.indexファイルは、ColdFusion9.0.1より追加されたキャッシュライブラリによって生成されます。
生成のタイミング等は不明ですが、キャッシュのライブラリが使用する処理(例えば .cfmページのリクエストが行われた際や、クエリキャッシュ、cfcache系のタグや関数の実行などで同様のファイルが生成される可能性があります。このファイルに対する書き込みが行えないなどによって、.cfmファイルを正しく処理(Javaコードにコンパイル)ができず404エラーとなる場合があります
記事公開日:2019年12月17日
最終更新日:2019年12月20日
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