Updateのアンインストールに失敗する場合の確認点

このページではColdFusion のUpdateのアンインストール時に処理が進行しないなどの問題が発生した際の対応について解説します。

  • ColdFusion Administratorの「パッケージマネージャー > パッケージ」のページが開くのに時間が掛かる

    • パッケージマネージャーのページを開く際に、内部でhttpsリクエストを行い、コアのアップデートの有無をチェックします。運用中のColdFusionサーバーから外部インターネットへのアクセスが行えない場合、エラーもしくはタイムアウトの応答が返ってくるまでページが表示されません。

      • (対処)そのまま画面が開くまで待ちます(1~3分程度)

  • ColdFusion Administratorの「パッケージマネージャー > パッケージ」のページを開き、『コアサーバー』の項目を開き、[アンインストール]を押しても先に進まない
    • Windows サーバー上の Internet Explorer を使用していませんか?IEはすでに古いブラウザであり、JavaScriptの動作等が正常に行われないため、更新に失敗します
      • → 代わりにEdgeブラウザや Google Chrome ブラウザを使用してください
    • Windows OS の場合、「ColdFusion 2023|2021 Application Serverサービス」の起動を、デフォルトの「ローカル システム アカウント」から、任意のアカウントに変更して起動していませんか?任意のアカウントを指定している場合、そのアカウントはOSのサービスを停止する権限が無く、サービスを停止することができません。
      • →以下に紹介する手順で、手動で Update のアンインストールを行ってください
    • Linux OSの場合、以前に手動でUpdateを適用したなどによって、Updateで配置されたファイルが rootユーザーになっているものをUpdate適用後にColdFusion実行ユーザーに変えなかったことが原因で、ColdFusion AdministratorからのUpdateのアンインストールが途中で失敗するなどの問題が生じる場合があります
      • →ColdFusion AdministratorからのUpdateの更新は、ColdFusion実行ユーザーで行われるため、rootで作られたファイルやフォルダを削除することができません。
      • →以下に紹介する手順で、手動で Update のアンインストールを行ってください
    • 手動でuninstaller.jarを実行してアンインストールを行ったが途中で止まる
      • →古いUpdateなどでは、ダイヤログが表示された後からアンインストールが進行しない場合があります。その場合は、サイレントモードでUpdateをアンインストールします
      • →以下に紹介する手順で、手動で Update のアンインストールを行ってください

 

Updateのアンインストールを手動で行う方法

  1. Windows OSの場合は、コマンドプロンプトを必ず管理者権限で開きます(→参考サイト)。Linux OSの場合は、rootユーザーでコマンドを実行するか、sudo を付けてコマンドを実行してください
  2. アンインストールするUpdateのバックアップやアンインストーラーが置かれているフォルダに移動します。例えば ColdFusion 2021 Update 18をアンインストールする場合は、[cf_root]/{インスタンス(cfusion等)}/hf-updates/hf-2021-00018-330341(例:C:\ColdFusion2021\cfusion\hf-updates\hf-2021-00018-330341)フォルダとなります
    • (例) cd C:\ColdFusion2021\cfusion\hf-updates\hf-2021-00018-330341
    • 誤って古いUpdateのフォルダに移動しないでください。例えば Update 15 と 18 をインストールしている環境で両方のUpdateをアンインストールする場合は、Update 18からアンインストールする(アンインストール後 Update 15になりますので、次にUpdate 15 をアンインストールする)必要があります
      • Updateのアンインストールは必ず最後に適用したUpdateから順に行わないとUpdateのアンストールが正しく行えず、ColdFusionの再インストールが必要になります。
  3. (Windows OS)dir コマンドや(Linux OS)ls コマンドを実行して、ファイル・ディレクトリの一覧を確認します
    • (例)dir
      • backup
        bundles
        uninstall
        hotfix_filelist.log
    • backup フォルダの中にUpdate適用時にバックアップされたファイルが保存されています。また、bundlesフォルダはUpdateによっては無い場合もありますがこちらは関連するパッケージのライブラリが含まれています。
  4. uninstall フォルダに移動します
    • (例)cd uninstall
  5. uninstall フォルダ内にある uninstaller.jar がUpdateのアンインストーラーです。これをJava コマンドで実行します。使用する Java は必ずColdFusionに同梱されているJavaを使用してください。
    • (例)c:\ColdFusion2021\jre\bin\java -jar uninstaller.jar -i silent
         sudo /opt/ColdFusion2021/jre/bin/java -jar uninstaller.jar -i silent
      • Javaのパスは必ず指定してください。これを指定しないで「java -jar uninstaller.jar -i silent」 と実行したら、システムにインストールされていた別バージョン(しかも古いバージョン)のJavaが実行されてしまい、結果アンインストールに失敗してColdFusionの再インストールが必要になったケースがありました。
      • -i silentを付けないとguiモードでアンインストーラーが実行されてしまう場合があります。古いUpdateのアンインストールなどではダイヤログが表示された後からアンインストールが進行しない場合があります。それを避けるために、-i silent を付けてサイレントモードでアンインストールを行います。
  6. アンインストール処理が終わったら、コマンドプロンプトに応答が戻ります。これで手動でのアンインストール処理は完了です。

アンインストールが完了した後は、2.のフォルダ(上記の例だと C:\ColdFusion2021\cfusion\hf-updates\hf-2021-00018-330341フォルダ)に、Adobe_ColdFusion_2021_Update_XX_アンインストール_月_日_年_時_分_秒.log ファイルが作成されています。アンインストーラーが正しく行われたかの確認は、そのログファイルを確認すれば分かります。

手動でアンインストールを実行した際は、uninstaller.jarが削除されずに残ったままになっている場合があります。残っていても問題はありませんし、アンインストール作業が終わったあとに手動で uninstaller.jar(またはuninstallフォルダごと)削除してもらっても構いません


 


記事公開日:2025年12月12日
最終更新日:2025年12月12日


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