dateCompare関数について - ColdFusion Associate

DateCompare関数を使用すると、1つ目と2つ目の引数に指定した「日付/時刻オブジェクト」を比較し、一致したら0、不一致の場合は-1 か 1が返されます。3つ目の引数には比較を行う精度となり、省略時のデフォルトは s（秒）になっていました。（DateCompare (adobe.com)）

しかし、ColdFusion 2016のDateCompare関数には不具合があり、3つ目の引数を省略した場合と、3つ目の引数にsを指定した場合、つまり、本来は同じ精度で測定するので結果が同じになるはずですが、結果が異なる場合がありました。この不具合は、ColdFusion 2018で修正されています。

CF-4198661 Date.compare doesn't work same as dateCompare

ColdFusion 2018で修正されたことによって、ColdFusion 2018以降のDateCompare関数の実行結果が従来と異なる可能性があります。3つ目の引数を省略した際のDateCompareの処理に問題があったため、修正された後の結果が本来の正しい動作となります。

ただ、見た目に判断が難しい動作もあります。特に、1つ目と2つ目の引数に”数字”を指定した際です。引数に数値が渡された際は、その数値をOLEオートメーション日付の概念を使用して計算します。そのため、そこから導き出される値は、正の値だけでなく負の値になる場合があるため、「数値が大きい＝後の日付」にはなりません。もし、記号を使っていない yyyymmdd形式で日付を指定している場合は、DateCompareの結果が1となったり-1となったりしますので注意してください。もし、yyyymmddを日付として処理したい場合は、yyyy/mm/ddの文字列の表記にして戻す必要があります。ColdFusionの標準の関数には用意されていませんが、下記の一般ユーザーが紹介しているユーザー定義関数（DateUnHash）などを使用するか参考にしてください。

https://gist.github.com/JamoCA/8961085

記事公開日：2021年09月07日
最終更新日：2021年09月07日

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