2019年2月のアップデータ適用による問題について

---2019.2.25 追記:---
ColdFusion 2016 Update 8、および ColdFusion 11 Update 16 を適用した事により発生する問題を修正した新しい Update 9、および Update 17 が2019年2月22日(US時間)にリリースされました。詳しくは下記のFAQをご確認下さい。

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※本ページは、下記のメーカーサイトの情報を部分的に抜粋して日本語で紹介していますが、内容の正確さや最新さを保証するものではありません。また、本ページの内容とオリジナルの英文ページとの間に齟齬や矛盾があった場合(英文ページで情報が追加・変更された場合も含む)には、オリジナルの英文ページの情報を優先して下さい。

2019年2月にリリースされた ColdFusion 2018 Update 2、ColdFusion 2016 Update 8、ColdFusion 11 Update 16 を適用した際に発生が確認された問題について紹介致します。記事作成時点の参考情報となりますため、最新の情報については、メーカーの公式のアップデートページ(CF2018 CF2016 CF11)をご確認下さい。


■ アップデート適用後に確認されている問題

ColdFusion 2018 Update 2 はこちら
ColdFusion 2016 Update 8 はこちら (※不具合を修正したUpdate 9がリリースされました)
ColdFusion 11 Update 16 はこちら(※不具合を修正したUpdate 17がリリースされました)


  • (更新:修正されました)登録済みのスケジュールタスクが消去される
ColdFusion 2018 ColdFusion 2016 ColdFusion 11
 

アップデートを適用すると、登録済みのスケジュールタスクが消失する事が確認されています。現時点では、アップデート適用後に手動で再度スケジュールタスクを登録する作業が必要となります。多くのタスクを登録されている環境にアップデートを適用する際にはご注意下さい。

※アップデートを適用する前に [cf_root]\cfusion\libフォルダ内の neo-cron.xmlファイルのバックアップを取得されてから行われることをお勧めします。

アップデート適用後にバックアップした neo-cron.xml を変更して、タスクを復活する方法についてはこちら(参考情報)をご確認下さい

[更新] この問題は、ColdFusion 2016 Update 9 ならびに ColdFusion 11 Update 17 で修正されました(2019.2.25)


  • (更新)PDFg Service(<cfhtmltopdf>で呼び出される処理)が予期しない動作をする場合がある
ColdFusion 2018 ColdFusion 2016 ColdFusion 11
 

アップデートの適用後、ColdFusion Add-on Services内で動作しているPDFg Service(<cfhtmltopdf>で呼び出される処理)が予期しない動作をする場合があります。該当される処理を使っている方は、下記のサイトよりパッチを入手の上、所定の操作によりファイルを置き換えてください。
(※ ColdFusion 2016 の Known Issue には記載されていませんが、ColdFusion 11 の Known Issue に ColdFusion 2016 の記載もありますので〇にしています)

[更新] 修正された模様です(2019.2.25)


  • (更新)Internet Explorer 11で、AJAX JavaScript関数の ColdFusion.Ajax.submitForm 呼び出すと、ブラウザにコンソールに「オブジェクトは 'startsWith' プロパティまたはメソッドをサポートしていません」が表示される
ColdFusion 2018 ColdFusion 2016 ColdFusion 11
 

https://tracker.adobe.com/#/view/CF-4204031

アップデートの適用後 cfajax.js ファイルが変更され、ColdFusion.Ajax.submitForm の実行の際に Internet Explorer 11ではエラーが発生するようになります。下記のサイトにも紹介されていますが、startsWithは Internet Explorerをサポートしていないからです。

同じく、下記のサイトで、独自に Java Script を定義する方法(You'll need to implement .startsWith yourself)が紹介されています。

https://stackoverflow.com/questions/30867172/code-not-running-in-ie-11-works-fine-in-chrome

[訂正] 当初 ColdFusion 11 Update 16 も該当すると記載していましたが、その後の調査で ColdFusion 11 では発生しないことを確認しました(2019.2.21)

[更新] ColdFusion 2016 Update 9 の既知の不具合に、回避のための JavaScriptコードが紹介されています。そちらをご参考の上、コードを追記して下さい(2019.2.25)


  • (更新)QueryExecute関数を実行する際、変数名に[]を使用していると(配列や構造体の値として QueryExecute関数を指定していると)コンパイル時の予期しないキャストエラーが発生する
ColdFusion 2018 ColdFusion 2016 ColdFusion 11

https://tracker.adobe.com/#/view/CF-4204019

<cfset stQuery["qTest"] = QueryExecute(.....) > や <cfset aQuery[1] = QueryExecute(.....)>のように、bracket[]を付けた変数を指定すると、コンパイル時にエラーが発生するようになります。回避として、一旦 bracket [] を付けない変数で実行して、その後にその変数を代入します。
(※ ColdFusion 2018 はリリース当初からこの問題を含んでいるので(〇)にしました。ColdFusion 2016 と 11 は、今回のアップデートからこの問題が発生します)

[更新] ColdFusion 2016 Update 9、ColdFusion Update 17で修正されました(2019.2.25)
[更新] ColdFusion 2018 Update 3 で修正されました (2019.3.4)


  • (更新)Update適用後 ODBC Service の起動時にエラーが発生する場合がある
ColdFusion 2018 ColdFusion 2016 ColdFusion 11

こちらの環境では再現ができていませんが、手動でアップデータを適用した際に、アップデータを適用すると、ODBC Service の起動で使用する msvcr100.dll ファイルが削除されてしまうケースがある模様です。ただし、既にOSに「Microsoft Visual C++ 2010」がインストールされている場合は、このファイルが存在しなくても ODBC Service は起動します。

アップデータを当てる前までは正常に起動していた ODBC Service のエラーが発生するようになった際は、「Microsoft Visual C++ 2005(CF11) | 2010(CF2016) 再頒布可能パッケージの 32bit / 64bit (CFの32bit/64bitに合わせる)」をインストールするか、msvcr71.dll (CF11)または msvcr100.dll(CF2016)ファイルを [cf_root]\cfusion\db\slserver54\bin の中に配置して、再び ODBC Service が起動するかを確かめて下さい(例えば ColdFusion 2016 では [cf_root]/jre/bin/plugin2 フォルダ内に msvcr100.dllファイルがあります)。

[更新] ColdFusion 2016 Update 9 の既知の不具合ColdFusion 11 Update 17 の既知の不具合に、回避のための コピーファイルの紹介、および、ダウンロードリンクが紹介されています。(2019.2.25)

 


記事公開日:2019年02月19日
最終更新日:2019年03月04日



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