ColdFusion 10 以降で Flash Remoting が動かなくなった場合の確認事項

旧バージョンからColdFusion 10以降にバージョンアップした際、Flash Remotingによる接続に失敗する場合は、下記の事項をご確認下さい。

Flash Remoting の呼び出し先のURLの末尾に / （スラッシュ）が付いていない
例：　http://xxxxxxxxxx/flashservices/gateway　となっている。
- 過去のバージョンでは、末尾に / （スラッシュ）が付いていなくても Flash Remoting を呼び出すことができましたが、ColdFusion 10 では、末尾の / （スラッシュ）が付いていないと Flash Remoting を呼び出すことができません。Flashのソースを確認するか、接続先の Webサーバーのアクセスログを確認してください。
  - 例えば、末尾に / （スラッシュ）が付いていない場合、呼び出しに対しての応答が 404 （呼び出し先が存在しない）結果となっています。
    2013-01-30 05:29:24 ::1 POST /flashservices/gateway - 80 - ::1 Mozilla/5.0+(Windows+NT+6.1;+WOW64;+rv:18.0)+Gecko/20100101+Firefox/18.0 404 0 2 0
  - 末尾に / （スラッシュ）を付けることで、正しく接続が行えるようになりました。
    2013-01-30 06:31:34 ::1 POST /flashservices/gateway/ - 80 - ::1 Mozilla/5.0+(Windows+NT+6.1;+WOW64;+rv:18.0)+Gecko/20100101+Firefox/18.0 200 0 0 249
Flash Remoting ゲートウェイの設定が旧バージョンと異なる。
- 旧バージョンで、ゲートウェイの設定をデフォルトと異なる設定にしていた場合（例：lowercase-keys を true に変更していた等）は、ColdFusion 10 の環境もそれに合わせて変更下さい。
  http://help.adobe.com/ja_JP/ColdFusion/10.0/Developing/WSc3ff6d0ea77859461172e0811cbec11257-7ffd.html
http://xxxxxxxxxx/flashservices/gateway/ のアドレス（ xxxxxxxxxxx の部分）が間違っている。
- 旧バージョンからのバージョンアップの時に環境も変わっている場合は正しいアドレスになっているかを確認してください。
読み込んだswfと接続先のFlash Remtingのドメインやポート番号が異なる場合に必要となるポリシーファイルの crossdomain.xmlファイルが旧バージョンの環境から移行できていない。または内容が正しく無い。
- crossdomain.xmlファイルが必要となる環境の場合、そのwebサーバーのアクセスログを確認し、crossdomain.xmlファイルの読み込みに対するHTTPステータスコードを確認下さい。例えば、下記の場合は crossdomain.xmlファイルが存在しない 404 となっています。
  2013-01-30 05:23:15 ::1 GET /crossdomain.xml - 80 - ::1 Mozilla/5.0+(Windows+NT+6.1;+WOW64;+rv:18.0)+Gecko/20100101+Firefox/18.0 404 0 2 0

※記事のカテゴリを「ColdFusion 10情報」から「技術情報」に変更しました。

記事公開日：2013年01月31日
最終更新日：2016年11月17日

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