64bit版ColdFusionで機能の制限等はありますか？

ColdFusion 8.0.1 Enterprise 版、および、ColdFusion 9 , 10 の全エディションでは 32bit版と 64bit版の2種類のColdFusionが用意されています。64bit版ColdFusionでは、内部のJVMも64bitのものが使われますため、32bit版と比べて多くのメモリサイズを割り当てることができるなど、サイズの大きいファイル等の処理やデータベースからのデータを取得するなど、メモリ負荷の高い処理の効率化に期待が持てます。

ただし、32bit版ColdFusionの全ての機能が64bit版で使用できる訳ではありません。開発元の以下のページに記載されている通り、機能の大部分は64-bitプラットフォーム上で実行できますが、一部動作に制限等があります。

（ColdFusion8.0.1 FAQ）
http://www.adobe.com/jp/support/coldfusion/ts/documents/kb403277.htm

（ColdFusion9 FAQ）
http://solutionpartners.adobe.com/jp/products/coldfusion/systemreqs/

（抜粋）
ColdFusionの機能の大部分は64-bitプラットフォーム上で実行できますが、ColdFusion COMの相互運用性、ColdFusionとDelphiの相互運用性、およびMicrosoft Accessデータベースへの接続など、一部の機能は64-bitプラットフォーム上で実行できません。ColdFusion .NET統合サービスやデータベースドライバーなど、引き続き32-bitモードで実行される機能もあります。

※ColdFusion10についてもFAQの掲載はございませんが、同様の制限となります

尚、上記の機能の制限に対し、一部の機能は32bit版ColdFusionをインストールする事で解決される場合があります。上記の機能の制限に該当する呼び出し等を行っている場合は、32bit版のColdFusionをインストールし、それによって問題が解消するかをお試し下さい（ただし、すべてが解決するとは限りません。解決しない場合は、別の代替手段等をご検討下さい）。

記事公開日：2011年07月27日
最終更新日：2013年04月23日

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