13年2月27日公開の9.0.2用累積ホットフィックス1適用の参考手順

このページでは、2013年2月27日に公開されたColdFusion 9.0.2用の累積ホットフィックス1に関する情報を記載します。ColdFusion 9.0.2用の累積ホットフィックス1は、複数の不具合の修正のほか、JDK1.7サポートや2013年3月以前にリリースされたセキュリティアップデートも含まれています。

(参考情報)ColdFusion 9.0.0, 9.0.1, 9.0.2: (2013/2/27公開の)累積ホットフィックスについて

 

注意)

  • 本ページは、手順の参考として、『Cumulative hot fix 1 | ColdFusion 9.0.2 (http://helpx.adobe.com/coldfusion/kb/cumulative-hotfix-1-coldfusion-902.html)』のページを部分的に日本語で紹介しているものです。本ページの内容の正確さや最新さを保証するものではありません。本ページの内容と上記の英文ページとの間に齟齬や矛盾があった場合には、オリジナルの英文ページを優先いたします。
  • 「ColdFusion9.0.2用累積ホットフィックス1」とそれ以降にリリースされた最新の「セキュリティアップデート」(例:2013年5月に公開された APSB13-13)の両方を当てる際は、「累積ホットフィックス」を先に適用してから「最新のセキュリティアップデート」を当てて下さい。

 

この参考手順をお読みになる前に

  • 作業を行う前に、英文ページ『Cumulative hot fix 1 | ColdFusion 9.0.2』を確認し、内容の差違や更新された情報が無いかを確認下さい。また、パッチのダウンロードは、英文ページから行って下さい。
  • ColdFusion 9 の場合、「累積ホットフィックス」や「セキュリティアップデート」は手作業で適用する必要があります。ファイルの追加や差し替え・削除を適切に行わないと、パッチ適合後にエラー等が発生する要因となります。適用前に「注意(英文ページの場合Note)」を必ず確認下さい。また、パッチ適用に関する諸問題等をまとめた下記のFAQ記事もご参照下さい。
    ColdFusion 9 にアップデータ・セキュリティアップデートを適用する
    • 本番環境へのパッチの適用前に、テスト環境等でパッチの適用方法の確認とパッチ適用後の十分な動作確認を行って下さい。

 

手順内の ColdFusionホームディレクトリ{ColdFusion-Home}の位置について

  • サーバー設定:{ColdFusion-Home}
  • マルチサーバー設定:{JRun-Home}/servers/{YourServer}/cfusion-ear/cfusion-war/
  • J2EE設定:{cfusion-ear-Home}/cfusion-war/

 

注意

  1. 今回のColdFusion9.0.2用の「累積ホットフィックス1」には、2013年1月までのセキュリティアップデートも含まれています。それ以前のセキュリティアップデートが適用された環境に「累積ホットフィックス」を入れる場合は、途中の手順でも記載されている通り、古い「セキュリティホットフィックス」ファイルを取り除く事を忘れないようにして下さい。
    • 古いのセキュリティホットフィックスを取り除かないでおくとColdFusion再起動後にエラー等が発生する原因となります。
  2. 日本時間3月1日に、累積ホットフィックスのファイル内容の一部が修正されました。修正された箇所は Google Maps JavaScript API を利用した処理の箇所となります。この機能を利用している方で、累積ホットフィックスをインストールした後に問題が発生するようになった方は、再度、CFIDE-902.zip をダウンロードし、再び同じ手順でインストール下さい。
  3.  Mac OS 上でColdFusion9.0.2を稼働されている方へ: JDK1.7は、Mac OS X10.7.3以降のサポートとなり、ColdFusion9.0.2は、Mac OS X 10.7をサポートしていません。従ってMac OS X上でJDK1.7を使用したColdFusion9.0.2はサポートされません。
  4. ダウンロードしたファイルを解凍するとCFIDEフォルダやWEB-INFフォルダなどが含まれていますが、それらはフォルダ内には修正が行われたファイルのみが含まれています。そのため、既存のCFIDEフォルダやWEB-INFフォルダに上書きする方法で修正ファイルのインストールを行って下さい。
    • 上書き前に、手順の指示通りに対象のフォルダのバックアップを行って下さい。それによって何らかの問題が発覚してパッチをアンインストールする際に元の上書き前の状態に戻すことができます。
    • ダウンロードファイルしたファイルを解凍した際、解凍したフォルダ内に引き続き .zip ファイル(WEB-INF.zip)がある場合は、そのzipファイルも解凍をして下さい。

 

参考手順


 

  • 参考手順
    1. 作業用ディレクトリを作成し CF902.zip と CFIDE-902.zipをダウンロードして zipファイルを解凍して下さい。
      • 作業用ディレクトリはColdFusionインストールフォルダ以外の任意の場所を推奨します。
    2. ColdFusion Administratorへログインし、「システム情報」ページを開きます(画面右上の " i " のアイコンから移動できます)。「システム情報」の『バージョン』が ColdFusion 9,0,2,xxxxxx であることを確認して下さい。
      • 9,0,0 や 9,0,1 となっている場合は、この手順を中断し、該当するバージョンのファイルのダウンロードからやり直して下さい。
    3. 「システム情報」ページの「更新ファイル」に、解凍したCF902.zipのlib/updatesフォルダに含まれるchf9020001.jarを指定します。
      • [サーバーのブラウズ]ボタンを押しても、Javaアプレットのエラー等によって「サーバーのファイルの選択」ダイヤログが開かない場合は、手動でchf9020001.jarが置かれた場所のファイル・パスを入力するか、あるいは、エクスプローラー等でchf9020001.jarを直接 {ColdFusion-Home}/lib/updates(サーバー構成の場合)、または{ColdFusion-Home}/WEB-INF/cfusion/lib/updates(マルチサーバー設定・J2EE設定の場合) に配置して下さい。
    4. [変更を送信]ボタンを押します。ファイルがColdFusionサーバーの{ColdFusion-Home}/lib/updates、または{ColdFusion-Home}/WEB-INF/cfusion/lib/updatesに配置されます。
    5. ColdFusionのサービス(プロセス)を停止して下さい。
    6. 古い「セキュリティホットフィックス」ファイルが適用されている場合は、それらファイルを取り除きます(後で適用前の環境に戻す場合があった場合を想定し、手順1の作業用ディレクトリなどに移動して下さい)。対象ファイルは{ColdFusion-Home}/lib/updates、または{ColdFusion-Home}/WEB-INF/cfusion/lib/updatesに置かれている(古いセキュリティアップデート)hf902-00001.jar~hf902-00003.jarです。
      • 古いファイルが混在しているとエラーが発生する原因となりますので必ず取り除いて下さい。
    7. ColdFusion9のwwwroot、または、webサーバーに配置されている「CFIDE」フォルダをバックアップします
      • バックアップしたフォルダはwebルート以外の場所(手順1の作業用ディレクトリなどに)置いて下さい。
    8. 解凍したCFIDE-902.zipのCFIDEフォルダを既存のCFIDEフォルダにマージ(上書きコピー)します。
      • 解凍ソフトによっては、/CFIDE/CFIDE/ のように同じ名前のフォルダが重なって解凍される場合があります。その場合は、外側のCFIDEフォルダは無視するなど、既存のフォルダ構成に合わせて修正ファイルが正しく上書きされるようにマージして下さい。
    9. {ColdFusion-Home}/lib (サーバー構成の場合) 、または{ColdFusion-Home}/WEB-INF/cfusion/lib(マルチサーバー設定・J2EE設定の場合) フォルダに移動し、下記のファイルが存在する場合はバックアップを取ります。
      • ib6core.jar, ib6http.jar, ib6swing.jar, ib6util.jar
    10. 解凍したCF9.zipのlibフォルダに含まれるすべてのファイルを、既存の{ColdFusion-Home}/lib (サーバー構成の場合) 、または{ColdFusion-Home}/WEB-INF/cfusion/lib (マルチサーバー設定・J2EE設定の場合)に上書きコピーします。
    11. もし、ColdFusionが使用するJVMをJDK1.7ベースに変更したい場合は、下記のFAQ記事を参考に、使用するJVMを変更して下さい。変更しない方はこのステップは無視して下さい。
    12. ColdFusionのサービス(プロセス)を起動して下さい。
    13. マルチインスタンスで稼働している場合は、手順2~13を全てのインスタンスで行って下さい。
  • (注意)
    • JDK1.7を使用する設定を行ったColdFusionを起動した際に、"MSVCR100.dll is missing." エラーが出力される場合があります。その場合は、{JDK Home}\jre\binフォルダに置かれているmsvcr100.dll ファイルを {ColdFusion-Home}\runtime\binフォルダにコピーして下さい。

 


記事公開日:2013年07月05日
最終更新日:2013年07月05日


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