プロキシ設定を行ったColdFusionで内部ネットワークのDBに接続できない

ColdFusion 2021や2023で、JVM引数にプロキシ設定を追加していると、同梱のJDBCドライバ（OracleやOracle RAC（データソース：その他）、SQLServer 等）を使ってのデータベース接続がエラーとなる場合があります。

これは、JDBCドライバのバージョンがあがり、JVM引数に指定したプロキシ設定を利用してデータベースへの接続を試みるようになったためです。

ColdFusion 2021以降は、クラウドのRDB（Relational Database Service）に対応するようになったため、プロキシ設定を行わないと社外にアクセスできない環境では有効ですが、社内ネットワークにあるDBに接続できないなどの問題が生じるようになりました。
https://tracker.adobe.com/#/view/CF-4210952

この問題に遭遇した場合は、以下のいずれかの方法で対応を行ってください。

JVMのプロキシ設定に「-Dhttp.nonProxyHosts=」から始まるプロキシを使用しないホストを指定する。
- （参考）https://cfassociates.samuraiz.co.jp/index.cfm/faq/etc/jvm-args-proxy/
  上記のFAQの一番下に例が書かれています。
データソースの接続文字列に「useSystemProxyOptions=false;」を追加する
- 該当するデータソースを選択して[詳細設定を表示]ボタンを押すと、詳細設定が表示されます。そこの『接続文字列』に上記を追加します。他の入力がある場合は、セミコロン区切りで指定してください。
- ※データソース：Oracleを選択した場合は、「useSystemProxyOptions=false;」が暗黙に追加されます。逆にプロキシを経由して外部のDBに接続したい場合は「useSystemProxyOptions=true;」を追加してください

記事公開日：2023年06月22日
最終更新日：2023年06月23日

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