Oracle 12c との接続に関する参考情報

本ページの内容に関する参考情報について

注意)本FAQ記事の内容は、ColdFusion 11からOracle12cへの接続を試した限りの情報を参考情報として紹介しているものです。本ページの内容の正確さや推奨を保証するものではなく、参考先のサイトに関する詳細も不明です。データベースに関するセットアップや設定等、各種情報はデータベースベンダーにご確認ください。

 

ColdFusion 11 Enterprise版では Oracle 12c との接続をサポートしています。Oracle 12c は、これまでのバージョンと異なりマルチテナント・アーキテクチャが採用され、マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)と呼ばれるひとつのデータベースと、それに内包される一つ以上のプラガブル・データベース (PDB)によって構成されます。

(参考)
http://www.oracle.com/technetwork/jp/database/articles/jissenn12c/jissen12c-01-2052300-ja.html

 

  1. 例えば、以下のように test という名前の PDB を作成し、ColdFusion から接続しようとした際にSIDではエラーが発生しました。


    エラーメッセージ
    java.sql.SQLNonTransientConnectionException: [Macromedia][Oracle JDBC Driver][Oracle]ORA-12505 接続が拒否されました。指定した SID(xxxx)は Oracle サーバーによって認識されませんでした。
     
  2. そこで、下記の一般サイトの情報から、「SID」ではなく「サービス名」で接続します。

    (参考)
    http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10131976420/a333801577?open_reply=1
     
  3. ColdFusion 11の Oracleのデータソース設定は「SID名」の欄は存在しますが「サービス名」はありません。「サービス名(ServiceName)の設定」は、『接続文字列』で指定を行います。

    ※上記の接続文字列には2つのパラメーターを指定していますが、改行は入れずに1行で記述して下さい(ブラウザの機能によって改行されているように見えるだけです)
     

    ※SID名とServiceNameの両方を指定した場合は、エラーが発生するため、SID名は必ず空欄にして下さい。

    エラーメッセージ:
    java.sql.SQLNonTransientConnectionException: [Macromedia][Oracle JDBC Driver]接続情報が競合しています。 接続オプション SID を指定した場合は、接続オプション serviceName を指定できません。
     

  4. [送信]ボタンを押すと、データベースとの接続が行われ、正しく接続が行えた時はステータスに [OK] が表示されます。もし、[OK]ではなくエラーが発生した際は、エラー内容やエラー番号をもとに設定をご確認ください(ORA- エラーの場合はOracle側でエラーメッセージを確認下さい)
  5. (備考)3. で指定した入力文字列がどのように設定されたかを確認したい場合は、[cf11_root]/cfusion/lib フォルダ内の neo-datasource.xml をテキストエディタ等で開き、登録したデータソースの接続URLをご覧ください。

    登録例(該当部のみ抜粋)
    jdbc:macromedia:oracle://192.168.X.XXX:1521;AuthenticationMethod=userIDPassword;sendStringParametersAsUnicode=false;querytimeout=0;ServiceName=test;CodePageOverride=MS932;MaxPooledStatements=100
    

    ※接続文字列に指定可能なパラメーターは、ドライバの提供元である Prograss社(DateDirect)のオンラインマニュアルが参考になるかと思われます。例えば、下記のページです。
    http://media.datadirect.com/download/docs/jdbc/alljdbc/help.html?_ga=1.192240490.1354205416.1434336971#page/userguide/rfi1359986111335.html#

 

※(備考)サービス名を指定することで Oracle12c付属の SQL Developer でも接続ができました


 

※記事のカテゴリを「ColdFusion 11情報」から「技術情報」に変更しました。


記事公開日:2015年06月23日
最終更新日:2016年11月22日


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