ColdFusion 2016 使用するJDKをJava11に変更する際の参考情報

2019年2月にリリースされた ColdFusion 2016 Update 8(※リリース後にクリティカルな問題が確認されたためアップデート 9 (リリース日: 2019 年 2 月 22 日)に差し替えられました)より、Java 11をサポートしています。

【参考】ColdFusion 2016 リリース Update 8 に関するページ
https://helpx.adobe.com/jp/coldfusion/kb/coldfusion-2016-update-8.html
(抜粋)
Java 11 のサポート。Java 11 と Java 8 のインストーラーをダウンロードする方法については、「ダウンロード」を参照してください。

このFAQでは、ColdFusion 2016で使用する Java を Java8 から Java11 に変更する際の変更する際の注意点をご紹介します。

【注意】

Java11は64bit JVMのみ提供されています。32bit版の ColdFusion 2016 を利用されている方は Java 11に切り替えることができませんので Java 8の新しいリビジョンを使用してください。

使用しているColdFusion 2016が32bit版か64bit版が分からない場合は、ColdFusion Administratorにログインして[システム情報(画面右上の i アイコン)]ページに進み、「JVM詳細」の「Java VM 名」を確認してください。64bit版の場合『Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM』と表示されます

 

【参考手順:Java 8 の新しいリビジョンに切り替える場合】

  1. ColdFusion 2016がインストールされているサーバーに、開発元のアドビシステムズ社の所定のサイトより入手したJava 8の新しいリビジョンをインストールします
  2. ColdFusion Administrator にログインして、 [サーバーの設定] > [ Java と JVM ] の「Java 仮想マシンのパス」にインストールしたフォルダを指定します
  3. Java 仮想マシンのパスを切り替え後 [変更の送信]ボタンを押すと、ColdFusionの再起動を促すダイヤログが表示されます
  4. ColdFusion 2016 を再起動してください
  5. 再起動後、再びColdFusion Administratorにログインして、「システム情報ページ(画面右上のiあアイコン)」に進み、「JVM 詳細」の「JVM バージョン」をご確認ください

 

【参考手順:Java 8 から Java 11に切り替える場合】
手動でJVMの設定を追加する必要があるため、ColdFusion Administratorを使用せず、以下の手順に従ってjvm.configファイルの内容を直接変更して下さい。

  1. ColdFusion 2016がインストールされているサーバーに、開発元のアドビシステムズ社の所定のサイトより入手したJava 11をインストールします
  2. ColdFusion 2016 を停止します
  3. jvm.configファイルをバックアップします
    • [cf2016_root]/cfusion/bin 内にjvm.configファイルがあります
  4. メモ帳やvi、テキストエディタ等でjvm.configファイルを開き以下の作業を行って下さい
    1. 「java.home=」に指定されているJava 仮想マシンのパスをJava 11のインストール先に変更します
    2. # Arguments to VM
      #Incase of Java 9 or higher add the following arguments to java.args
      #--add-opens=java.rmi/sun.rmi.transport=ALL-UNNAMED …(略)
      と書かれている箇所がありますので、「--add-opens=java.rmi/sun.rmi.transport=ALL-UNNAMED …(略)… -Djava.locale.providers=COMPAT,SPI」の記述(行頭の#は要りません)を「java.args=」の設定の末尾に追加します
      • 末尾にスペースを追加して(←区切り文字)から貼り付けます。誤って改行などを入れないでください
  5. 独自に追加したパラメーターがある場合、そのパラメーターがJava 11でも設定可能かを確認してください。
    • 例えば、FullGC発生時の状況をログに出力する「verbose:gc  -Xloggc:C:\ColdFusion2016\cfusion\logs\gc_%t.log -XX:+PrintGCDetails -XX:+PrintGCDateStamps
       -XX:+PrintHeapAtGC -XX:+UseGCLogFileRotation -XX:NumberOfGCLogFiles=10 -XX:GCLogFileSize=10M」などの設定で「-XX:+PrintGCDetails」や「-XX:+PrintGCDateStamps」などいくつかのパラメーターが Java9で廃止されています
      • https://docs.oracle.com/javase/jp/9/tools/java.htm
        (抜粋)-XX:+PrintGCDetails すべてのGCで詳細メッセージの出力を有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効になっています。「JVM統合ロギングフレームワークを使用したロギングの有効化」を参照してください
      • 上記の例ではJava 11で動作するように下記のような記述に変更します
         -Xlog:gc*=info:file="C:\ColdFusion2016\cfusion\logs\gc_%t.log":time,uptime,level,tags:filecount=10,filesize=10M
  6. jvm.configファイルを保存します
  7. ColdFusion 2016 を起動します
  8. 再起動後、再びColdFusion Administratorにログインして、「システム情報ページ(画面右上のiあアイコン)」に進み、「JVM 詳細」の「JVM バージョン」がJava 11に変更されたことを確認します

起動中にエラーが発生した場合は、java.homeのパスやjava.argsの指定に誤りが無いかをご確認ください。また手順3.でバックアップしたファイルを戻して、再度設定をやり直してください


 


記事公開日:2019年11月28日
最終更新日:2019年11月28日


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