※本ページは、メーカーサイトの情報を部分的に抜粋して紹介していますが、参考情報としてのご紹介であり、内容の正確さや最新さ、推奨を保証するものではありません。また、本ページの内容とオリジナルの英文ページとの間に齟齬や矛盾があった場合(英文ページで情報が追加・変更された場合も含む)には、オリジナルの英文ページの情報を優先して下さい。
米国時間 2024年10月15日(日本時間10月16日(水))に ColdFusion 2023 Update 11が公開されました。このアップデートは、複数の不具合の修正と内部に含まれるJavaライブラリの更新・不要ライブラリの削除などが行われています。
【注意1】
Update 11では、複数のパッケージも合わせて更新されます。それに伴い、以下の2点で問題が生じる場合があることが上記のUpdateのページに記載されています。
上記の問題が発生した場合は、ColdFusionを一旦停止して、[cf_root]/{インスタンス(cfusion等)}/bin(例:C:\ColdFusion2023\cfusion\bin)フォルダ内にある「felix-cache」フォルダをフォルダごと削除して、ColdFusionを起動してください。
もしも問題が解決しない場合は、以下の手順で対象のパッケージを再インストールしてください(例:htmltpdfパッケージの場合)。
- ColdFusion Administratorを開き、「パッケージマネージャー > パッケージ」画面の「インストール済みのパッケージ▼」項目からhtmltpdfパッケージを選択して[アンインストール]します
- ColdFusion を停止します
- [cf_root]/{インスタンス(cfusion等)}/bin(例:C:\ColdFusion2023\cfusion\bin)フォルダ内にある「felix-cache」フォルダをフォルダごと削除します
- ColdFusionを起動します
- 再びColdFusion Administratorを開き、「パッケージマネージャー > パッケージ」画面の「使用可能パッケージ▼」項目からhtmltopdfパッケージを選択して[インストール]します(使用可能なバージョンが 2023.0.11.330706 が選択されていることを確認してください)。
【注意2】
Update 7未満の環境からUpdate 11を適用した際は、Update 7の暗黙のスコープ処理の変更やUpdate 8の関数のデフォルト暗号アルゴリズムの変更の影響がないかを事前にテスト環境等で確認を行うなど、必要に応じた対処を行ってください。暗黙のスコープ処理の変更については、Update 7の参考情報ページ、および Update 8の参考情報ページ、または、以下のそれぞれのFAQを確認してください。
Update 7で変更:一部変数の暗黙スコープ処理の変更について
Update 8で変更:暗号アルゴリズムのデフォルトの変更について
【注意3】
に手動でリストの追加や変更を行っている場合、Updateによって追加した項目が削除されたり、変更が元に戻されていないかを確認してください。
※Update 11を適用すると、[cf_root]\{インスタンス(cfusion等)}\hf-updates\hf-2023-00011-330706\backup\lib 内にファイルがバックアップされます。バックアップされたファイルと、Update 11適用後に[cf_root]\{インスタンス(cfusion等)}\lib内に置かれているファイルとを比較して、手動で作業した設定が削除されたりしている場合は、再び追加し直してください。
【注意4
】
Update 11ではWebサーバーコネクタの更新は行われていませんが、Update 4以前の環境からUpdate 11を適用した際は、Update 11を適用した後、接続コネクタの「再定義(一旦コネクタを削除し、再登録)」
を行ってください。
webサーバー設定ツールを起動し、既存のwebサーバーとの接続設定を全て削除します。削除後は、再び前回と同様の設定でWebサーバーとの接続を行って下さい
※「Webサーバー設定ツール」の起動方法についてのColdFusionマニュアル
https://helpx.adobe.com/jp/coldfusion/configuring-administering/web-server-management.html#WebServerManagement-Webserverconfiguration
※参考記事「ColdFusionクリニック」
http://forum.samuraiz.co.jp/cfclinic/foundation/003_wsconfig.html
【注意】
コネクタ関連に修正や設定の変更や追加を行っている
場合は、接続コネクタの再定義によりそれらの値が初期値に戻ります
ので、コネクタの再登録後に変更設定をやり直してください(特にApacheと接続している場合は、cf_scriptsのエイリアスの変更などを mod_jk_vhost.conf に行っていますので、再登録後にその設定を再び反映させるのを忘れないようにしてください
)。接続コネクタの追加や削除時に{cf_install_home}/config/wsconfig/backup フォルダに既存の設定がバックアップされていますので、バックアップしたそれらファイルの内容と比較して、変更を行って下さい。
【注意】
Apacheとの接続を行っている際は、再定義(一旦コネクタを削除し、再登録)によって、再び 503エラーが発生するようになります。
接続コネクタの再定義によりそれらの値が初期値に戻るためです。
コネクタの再登録後に変更設定をやり直してください。Webサーバー(Apache等)と接続後、.cfmページのリクエストが503エラーになる
攻撃者からのリスクを軽減するために、ColdFusion 2016以降は内部Webサーバーを使用したAdministratorへのアクセスが強く推奨され、デフォルトの状態でも外部Webサーバーを経由したAdministratorへのアクセスがブロックされています。外部Webサーバーを使用(経由)した Administratorへのアクセスは推奨されておらず、推奨されていない機能に関連する問題が発生した場合メーカーはサポートを行わないためです
【注意5】
アドビでは、セキュリティへの備えが必要となるサイトでColdFusionを使用する 場合は、ColdFusionが使用するJavaを最新のリビジョンにすることを推奨しています。UpdateにはJavaの更新は含まれないため、Updateとは別にJavaのインストールとColdFusionのJVM設定の変更が必要となります。サポートするJavaのバージョンやインストール方法・JVM設定の変更方法については、以下の FAQ をご確認ください。
ColdFusionが使用するJVMを変更する方法について(再更新)
また、アドビでは、ColdFusion セキュリティ ページに概要が記載されているセキュリティ構成設定を確認するとともに、それぞれのロックダウン ガイドを適用することを推奨しています。
ColdFusion 2023 Lockdown Guide
※記事中の「サーバー自動ロックダウン」インストーラーについては、強力なセキュリティ設定をインストール・ウィザード形式でステップで行っていける半面、「ColdFusionの実行ユーザー」の変更や「ファイルシステムのアクセス許可の変更によりwebルート以下の書き込みの制限」、「Webサーバー設定」の変更など、既存の運用に影響を生じることが考えられます。そのため、実稼働環境に導入する前に、すべての推奨事項を分離されたテスト環境でテストすることが強く推奨されています。
上記のロックダウンガイドに沿って手動で設定を変更していくことなども検討してください。以下のFAQも参考にしてください
【補足】
ColdFusion 2021以降は手順が異なっています
。詳しくは、下記の記事をご参考下さい
対象のパッケージは一旦アンインストールされ
、そのあとに自動的に行われるColdFusionの再起動の中で更新後のパッケージのインストールを試みます。パッケージのURLにアクセスできなかった場合などは、そのパッケージが含まれない状態になりますので、手動でパッケージを追加してください。(注意)Unix環境では
、手動でUpdateを適用した際は、そのUpdateを実行してユーザーで、新規フォルダやファイルが作成されます。また、再起動も手動でUpdateを実行したユーザーで行われる模様です。そのため、本来と異なる起動ユーザーでColdFusionが実行され、ファイル・フォルダの権限不足エラーなど、動作の障害や404エラーの発生を招くことがあります。この状態になった場合は、Update適用後に再起動された ColdFusion 2023を停止し、下記の手順を実施した後、改めて、通常の方法でColdFusionを起動してくださいその他の情報がある場合は、確認次第、情報を追記・修正致します
記事公開日:2024年10月17日
最終更新日:2024年10月17日
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