ColdFusion 11 アップデート 8 について

※本ページは、下記のメーカーサイトの情報を部分的に抜粋して日本語で紹介していますが、内容の正確さや最新さを保証するものではありません。また、本ページの内容とオリジナルの英文ページとの間に齟齬や矛盾があった場合(英文ページで情報が追加・変更された場合も含む)には、オリジナルの英文ページの情報を優先して下さい。

 

2016年5月10日(US時間)に ColdFusion 11 Update 8 が公開されました。

今回の ColdFusion 11 Update 8 は、内部エンジンの Tomcat が 7.0.68 にアップグレードされます。また、このアップデートには、セキュリティや AJAX をはじめとした18個の不具合の修正と、サポートメーカーで確認された重要なセキュリティの問題(優先度2)の修正が行われています。

※このアップデートは、ColdFusion 11 Update 1~7 の修正も含まれた累積アップデートとなります。

 

ColdFusion 11 Update 8 の適用は、ColdFusion Administrator の[サーバー更新]より行えます。更新機能についての情報を確認したい方は、下記の記事をご覧ください(記事は ColdFusion 10 をベースに作成されていますが、ColdFusion 11も同様です)。

 

※早期アクセス(pre-release)をインストールされた方は、本アップデート適用前に早期アクセス版のアンインストールを行って下さい。

(参考手順)

  1. ColdFusion Administratorの[サーバー更新]-[インストール済みアップデート]からインストールした「早期アクセス(PreRelease)版」をアンインストールします。
    • [システム情報(Administrator画面右上の i アイコン)]ページの「バージョン」で早期アクセス版かどうかが分かります。[例 11,0,07,296112(PreRelease)]
  2. [サーバー更新]-[設定]タブを選択し、「サイトを更新」の『デフォルトのURLを復元』ボタンを押して、アップデータのダウンロード先URLを元に戻します。
  3. [使用できるアップデート]タブを開くと、正式版のアップデータが表示されます。

 

(重要) Update 8 インストール時の注意事項

  • Update 8 をインストールする際、一部のサービスの自動再起動が行われない場合がある模様です。例えば「ColdFusion 11 Application Server」 サービスは正常に自動再起動ができたものの、「ColdFusion 11 Add-on Services」が起動していなかったため、<cfhtmltopdf>タグやSolrの全文検索処理でエラーが発生します。Update 8 適用後、ColdFusion 11 関連のサービスが動作しているかどうかを確認し、サービスが停止している場合は、手動でサービスの起動を行って下さい。
    • (注意) 「ColdFusion 11 Add-on Services」 のサービスが停止していた場合は、(ColdFusion 11 から PDFgサービスマネージャに接続するために)下記の順番で起動を行って下さい。
      1. 「ColdFusion 11 Application Server 」 サービス を停止
      2. 「ColdFusion 11 Add-on Services」 を起動
      3. 「ColdFusion 11 Application Server 」 サービス を起動

 

その他、Update 8 を適用する際のポイントについて

  • (重要)<cfhtmltopdf>タグをお使いの方は、Update 8 を適用した後に、表示に問題が発生する場合があります。下記のページを参考の上、該当される場合は修正を行って下さい。
  • Update 1~6 から今回の Update 8 を適用した場合、IIS 及び Apache Webサーバーとの接続コネクタの修正が行われておりますので、Update 8 を適用後 WebサーバーとColdFusionとの接続コネクタの再定義(一旦コネクタを削除し、再登録)を行って下さい。webサーバー設定ツールを起動し、既存のwebサーバーとの接続設定を全て削除します。削除後は、再び前回と同様の設定でWebサーバーとの接続を行って下さい。
    • コネクタを再設定する作業の前に、既存のコネクタ設定ファイルのバックアップを推奨しています。コネクタ関連の設定ファイルは{cf_install_home}/config/wsconfig/ フォルダに置かれていますので、フォルダごとバックアップし、コネクタの再登録後に何か問題等が発生した時はバックアップしたそれらファイルの内容と比較して原因を調査下さい。
      • 最近のアップデータを適用した環境であれば、コネクタ設定の操作を行った際にバックアップが {cf_install_home}/config/wsconfig/backup フォルダ内に作成されます。
  • このアップデータを適用した後、Java 8に切り替えたい場合は、Update 8を適用した後に、ひとつのファイルを手動でコピーする旨の記載があります。詳しくは下記をご覧ください。
  • ​その他
    • 本番環境へのアップデータを適用前に、テスト環境等でパッチの適用方法の確認とパッチ適用後の十分な動作確認を行って下さい。
    • ColdFusion Administratorの[サーバー更新]-[更新]画面で、アップデートの[ダウンロードとインストール]を行う際に「[cf_root]/cfusion(インスタンス名)/hf-updates/hotfix_008.propertiesファイルの書き込みを行う際に、エラーが発生しました」エラーが発生した場合は、[cf_root]/cfusion(インスタンス名)/hf-updatesフォルダに書き込み権限があることを確認して下さい。
    • メーカーのアドビ システムズ社は、ColdFusion Administrator(/CFIDE/administrator)および、AdminAPI(/CFIDE/AdminAPI)への外部からのアクセスをブロックすることを強く推奨しています。それら詳細は、ColdFusion 11 の LockDown Guide をご参照下さい。

 


記事公開日:2016年05月11日
最終更新日: 2016年05月12日


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