ColdFusion 2018 アップデート 14 についての参考情報

※本ページは、メーカーサイトの情報を部分的に抜粋して紹介していますが、参考情報としてのご紹介であり、内容の正確さや最新さ、推奨を保証するものではありません。また、本ページの内容とオリジナルの英文ページとの間に齟齬や矛盾があった場合(英文ページで情報が追加・変更された場合も含む)には、オリジナルの英文ページの情報を優先して下さい。


米国時間 2022年5月10日に ColdFusion 2018 Update 14が公開されました。このアップデートは、不具合の修正ではなく、ColdFusion内部のライブラリ(Log4j2, jQuery)や内部エンジンTomcatの更新(9.0.60)が行われます。また、メーカーで確認された重要なセキュリティの問題(優先度3)の修正が含まれます。

【注意1】

ColdFusion Administratorから Update 14をインストールする場合は、(Update4にて差し替えられた証明書を利用するため)Update 4 ~ 13 がインストールされている必要があります。Update 4未満の環境からUpdate 14に更新される場合は、一旦 Update 4を適用して頂くか、手動(Update 14のファイルをダウンロードしコマンド実行)でUpdate 14を直接適用してください
(手動で Update を適用する場合の参考情報)
http://cfassociates.samuraiz.co.jp/index.cfm/faq/cftech/cfupd-manually/

 

【注意2】

Update 7以前の環境からUpdate 14を適用した場合、適用後のColdFusionが(自動で)再起動された直後から、IIS/Apacheを経由した.cfmや.cfcリクエストがすべて「HTTP 403」エラーとなります。

HTTPステータス 403 - Forbidden


Type ステータスレポート

説明 The server understood the request but refuses to authorize it.

そのため、Update 14の適用が完了した後、Webサーバーコネクタの「アップグレード」または「再定義」を必ず行ってください。また、Apacheと接続を行っている場合には、HTTP 503エラーも発生する場合があります。どちらの場合も Update8の参考情報をご確認ください。

 

【注意3】

Update 13、Update 12の環境で「クエリオブクエリ不具合に対する個別パッチ」の個別パッチを適用している場合、Update 14 をインストールした際にそれら個別パッチがbackupフォルダに移動されてしまい、パッチが外れてしまいます。
Update 13と同様、Update 14では不具合は修正されていないため、個別パッチを元の場所に戻す必要があります。下記のフォルダにバックアップされていますので、それを再び所定の配置先にもどしてください

    • バックアップされた場所:[cf_root]/インスタンス(cfusion等)/hf-updates/hf-2018-00014-330003/backup/lib/updates
      • 例 C:\ColdFusion2018\cfusion\hf-updates\hf-2018-00014-330003\backup\lib\updates
    • 配置先:[cf_root]/インスタンス(cfusion等)/lib/updates
      • 例 C:\ColdFusion2018\cfusion\lib\updates

    (注意)バックアップされた場所にある chf201800xx.jarは古いUpdateファイルです。このファイルは元の場所に戻さないでください(誤って元の場所に戻してしまうとUpdateが一致しなくなり誤動作の原因となります)。

     

    【注意4】

    Update 11以前の環境からUpdate 14を適用した際は、Update 12で確認された下記の不具合に遭遇する場合があります。

    1. クエリオブクエリ不具合に対する個別パッチ

    上記の問題に遭遇される方(それら機能を使用されている方)は、Update 14適用後に上記のFAQの内容に沿って、個別パッチを適用してください。

     

    【補足】

    Updateについて、後から補足や既知の問題に関する情報が追加される場合があります。それらは、英語のUpdateページに掲載されますので、Update適用の際には英語ページも確認頂くことをお勧めします。

    https://helpx.adobe.com/coldfusion/kb/coldfusion-2018-update-14.html

    今回の場合ですと、Update 14でAdd-onサービス(Jetty)内のライブラリの更新も行われているため、それに関する情報などが記載されています。

    Update1 4を適用すると、既定のパス([cf_root]/インスタンス(cfusion等)/jetty/lib/ext内)のファイルが置き換えられます。Add-onサービスを既定以外の場所にインストールしている場合は、Update 14適用後に [cf_root]/インスタンス(cfusion等)/jetty フォルダが追加されますので、そのフォルダをAdd-onサービスに手動で適用してください。

     

    アップデートの際のWebサーバー接続コネクタの注意点

    • Update7以前の環境からUpdate14を適用した場合、IIS/Apacheを経由した.cfmや.cfcのリクエストは「HTTPステータス 403 - Forbidden」エラーとなるため、それらの方はWebサーバー接続コネクタの「アップグレード」または「再定義」が必要です
      • Update 12・13からUpdate 14へ更新した方は、コネクタの「アップグレード」は不要です
      • Update 8~11から Update 14へ更新した方、または、Update 12・13を適用した時に接続コネクタのアップグレードを行わなかった方は、コネクタの「アップグレード」を行ってください
      • Update 6~7からUpdate 14へ更新した場合も、接続コネクタの「アップグレード」を行ってください
      • Update 5以前の環境からUpdate 14を適用した場合、または、Update 6~7を適用済みだがその時に接続コネクタの再設定を行わなかった方は、接続コネクタの「再定義(一旦コネクタを削除し、再登録)」を行ってください。
        • webサーバー設定ツールを起動し、既存のwebサーバーとの接続設定を全て削除します。削除後は、再び前回と同様の設定でWebサーバーとの接続を行って下さい
          ※「Webサーバー設定ツール」の起動方法についてのColdFusionマニュアル
          https://helpx.adobe.com/jp/coldfusion/configuring-administering/web-server-management.html#WebServerManagement-Webserverconfiguration
          ※参考記事「ColdFusionクリニック
          http://forum.samuraiz.co.jp/cfclinic/foundation/003_wsconfig.html
           
        • 攻撃者からのリスクを軽減するために、ColdFusion 2016以降は内部Webサーバーを使用したAdministratorへのアクセスが強く推奨され、デフォルトの状態でも外部Webサーバーを経由したAdministratorへのアクセスがブロックされています。外部Webサーバーを使用(経由)した Administratorへのアクセスは推奨されておらず、推奨されていない機能に関連する問題が発生した場合メーカーはサポートを行いません
           
        • Linux / Mac OS版 ColdFusion 2018 と Apache を接続した環境において、長時間のリクエストの途中でApacheがクラッシュを起こしブラウザへの応答が中断する不具合が確認されています。下記のFAQ記事の内容に従い、設定を変更してください (コネクタを再定義した際に、「ハートビート間隔を0秒」に設定していない場合は再びこの不具合に遭遇するため、下記のFAQの内容に従い再度設定を変更してください)
        • 【注意】コネクタ関連に独自の修正や設定変更等を行っている場合は、接続コネクタの再定義によりそれらの値が初期値に戻りますので、コネクタの再登録後に変更設定をやり直してください。接続コネクタの追加や削除時に{cf_install_home}/config/wsconfig/backup フォルダに既存の設定のバックアップを置くことが可能になりましたので、バックアップしたそれらファイルの内容と比較して、変更を行って下さい。
    • 既に AJP に対する防御として、requiredSecret の設定を追加している場合、(英語サイトの情報と異なり)requiredSecret の設定はそのままに secret の設定が追加され、別のランダム値が指定される模様です。その後はsecretの設定が優先されるようですので、コネクタの更新(アップグレードまたは再定義)を行ってください。

    アップデートのポイント
    • 本番環境へのアップデータを適用前に、テスト環境等でパッチの適用方法の確認とパッチ適用後の十分な動作確認を行って下さい
      • ColdFusion Administratorを利用した更新を行う場合の一般的な手順や注意事項等については、下記のFAQをご参考ください
        アップデートを適用する手順の参考情報
      • サーバー自動ロックダウンを使用してサーバーがロックダウンしている環境や、インターネットに接続が制限される社内プロキシ内の環境などでColdFusion Administratorの更新機能が使えない場合、Update なし~Update 3の環境から直接Update 14を適用したい場合は、手動のアップデートを適用する方法をお試しください。詳しくは、下記の記事をご参考下さい
        手動でアップデータを適用する際の注意事項
      • ColdFusion Administrator の [サーバー更新]-[更新] 画面で、アップデートの [ダウンロードとインストール] を行う際に「[cf_root]/cfusion(インスタンス名)/hf-updates/hf-2018-00014-330003.properties ファイルの書き込みを行う際に、エラーが発生しました」というエラーが発生した場合は、[cf_root]/cfusion(インスタンス名)/hf-updatesフォルダに書き込み権限があることを確認して下さい
    • ColdFusion 2016以降、ColdFusion Administrator(/CFIDE/administrator)へのアクセスは同梱のWebサーバー(デフォルトポート8500)で行います。同梱のWebサーバーのセキュリティを高める(SSL等)方法などは、ColdFusion 2018 の サーバーの自動ロックダウンガイドに設定例が紹介されております。

    記事公開日:2022年05月12日
    最終更新日:2022年05月12日


    x

    Sample Modal Window

    This is just a sample…

    Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit. Praesent suscipit iaculis libero sed tristique. Quisque mollis dolor non tellus placerat vitae sodales lectus porta. Curabitur ut suscipit tellus. Maecenas rhoncus, ante vitae vehicula vestibulum, metus sapien dapibus tellus, et mattis dolor neque vitae nisl. Nullam eleifend ultrices ipsum eget pretium. Curabitur semper metus ut ante adipiscing nec volutpat sem rutrum. Nullam a nisi lacus, non interdum ante. Vivamus ante augue, commodo vel egestas sed, pharetra nec dui. Quisque sed tellus felis. Donec ipsum mauris, sagittis eu accumsan in, aliquam non ipsum.

    Vestibulum tempor nunc nec felis scelerisque eget elementum erat dignissim. Ut vel ipsum mollis orci venenatis luctus. Aenean vehicula quam vel quam porttitor ac iaculis elit pulvinar. Proin consequat, ipsum eu venenatis semper, justo turpis posuere tortor, ac placerat metus nisl et lectus. Nulla cursus dui id nunc ullamcorper sed semper nisl lobortis. Aliquam erat volutpat. Phasellus arcu ante, imperdiet in ornare sed, laoreet eu massa.