ColdFusion 2021 アップデート 5 についての参考情報

※本ページは、メーカーサイトの情報を部分的に抜粋して紹介していますが、参考情報としてのご紹介であり、内容の正確さや最新さ、推奨を保証するものではありません。また、本ページの内容とオリジナルの英文ページとの間に齟齬や矛盾があった場合(英文ページで情報が追加・変更された場合も含む)には、オリジナルの英文ページの情報を優先して下さい。


米国時間 2022年10月11日に ColdFusion 2021 Update 5が公開されました。このアップデートは、約20個の不具合の修正のほか、いくつかの内部のライブラリ(OpenSSL, ckeditor, chart)の更新が行われます。また、セキュリティ情報 APSB22-44優先度3)の修正が含まれます。

【注意1】

Update 5のページにも記載されていますが、以下の2点の変更が行われました。

  • ColdFusion Administrator のログファイル([デバッグとロギング >ログファイル])ページから、ログの表示・ダウンロード・削除の機能を廃止しました。

  • XML機能でパスにスラッシュやバックスラッシュが含まれているとデフォルトでブロックされる動作となりました。XmlTransform関数などを使っていてUpdate 5以降にエラーに遭遇するようになった場合は、JVM引数に「-Dcoldfusion.xml.allowPathCharacters=true」を追加してください。また、XML機能のシグネチャの変更によってXmlSearch関数などでエラーが発生するようになった場合は、ColdFusionを停止して[cf_root]/{インスタンス(cfusion等)}/wwwroot/WEB-INF/cfclassesフォルダ内のコンパイル済みのキャッシュファイルを削除してください。

 

【注意2】

Update 5では、Update 2~4で発生していたクエリオブクエリの不具合が修正されていますが、下記の不具合は引き続き発生します。

現在、Update 5用のカスタムパッチは提供されていないため、以下の手順にて、Update 2のカスタムパッチを引き続き適用してください(bundlesdependency_custom.jsonファイルを書き換えないとColdFusionがUpdate 4以前に自動でダウングレードされますのでご注意ください)。

【参考手順】
※カスタムパッチをダウンロード・配置していない場合は、上記のFAQに沿って配置してください(手順 2.まで)

  1. 配置したbundlesdependency_custom.jsonファイルを開き、「"minimumcoreserverupdaterequired" : 2,」の 2 を 5 に変更してファイルを上書きします
  2. ColdFusion Administratorにログインして、「パッケージマネージャー > パッケージ」画面を開きます
  3. 『インストール済みのパッケージ▼』を開き、[spreadsheet]を選択し、[アンインストール]ボタンを押してアンインストールを行います
  4. アンインストールが終わると『使用可能なパッケージ▼』に[spreadsheet]が移動しますので、選択し「使用可能なバージョン」でカスタムパッチの『2021.0.02.328935』を選択して[インストール]ボタンを押し、インストールしてください

上記FAQの手順に従い、個別パッチを適用するか、あるいはpresentationパッケージ(こちらはcfpresentationという古いCF8時代に作られたタグです)を削除してください

 

【注意3】

Update 未適用、または Update 1適用済みの環境からUpdate 5を適用した際は、IIS/Apache とColdFusionとの接続コネクタの設定が更新されています。そのため、Update 5の適用後に、接続コネクタの『アップグレード』を行ってください。

  • Update 未適用、または Update 1から Update 5を適用された方
  • Update 未適用、または Update 1から Update 2 ~Update 4を適用済みだが、接続コネクタのアップグレードを行われていない方

Update 2~4を適用した後に接続コネクタのアップグレードを既に行われている方や、新しいColdFusion 2021インストーラー(Update 2が適用されています)をインストールして接続コネクタを設定された方は、この操作は不要です

「Web サーバー設定ツール」を起動し、[ アップグレード] ボタンを押せば、コネクタファイルの更新を行います。コマンドで実行する場合は wsconfig –upgrade です
 
(参考)Webサーバーの設定については Webサーバーに接続 (adobe.com)の「Web サーバーの設定」に書かれている「GUI モードによる WEB サーバー設定ツールの実行」または「コマンドラインインターフェイスの使用」をご確認ください

新規にColdFusion 2021とApacheを接続した際は、HTTP 503エラーが発生します。この対応方法については、下記をご確認ください
https://cfassociates.samuraiz.co.jp/index.cfm/faq/coldfusion2021/cf2021-connector-503error/

一部のUnix環境(Ubuntu 20.04等)で、ColdFusion 2021 と Apache を接続した環境において、長時間のリクエストの途中でApacheがクラッシュを起こしブラウザへの応答が中断する不具合が確認されています。下記のFAQ記事の内容に従い、設定を変更してください
ColdFusion 2018 とApacheの環境で長時間リクエストでエラーが発生する

 

【補足】

Updateについて、後から補足や既知の問題に関する情報が追加される場合があります。それらは、英語のUpdateページに掲載されますので、Update適用の際には英語ページも確認頂くことをお勧めします。

https://helpx.adobe.com/coldfusion/kb/coldfusion-2021-update-5.html

 

アップデートの際の注意点
  • プロキシ環境下では、Updateを適用する前に、「パッケージマネージャー > 設定」でプロキシ設定を追加してください。
  • ColdFusion 2021の Administratorでは、Updateは「パッケージマネージャー」から行います。『コアサーバー』と更新対象の『インストール済みのパッケージ』の両方に更新の記載が表示されますが、『コアサーバー』の更新を行えば、今回関連する『インストール済みのパッケージ』も合わせて更新されます
    1. Updateの通知(画面を開いた時に、『コアサーバー』のアップデートが無い「コアパッケージに対するアップデートはありません。」という表示になることがだいたい2回に1回の割合でありました。外部ネットワークの接続が行えている(直接接続できる、もしくは、プロキシの設定を追加している)にも関わらず、アップデートはありませんとなっている場合は、何回か「パッケージマネージャ」の画面を開いて(画面左、下から2番目のアイコンを何度もクリック)みてください

       
    2. 『コアサーバー』の更新を行う際に、以下のように確認が表示されます。Update対象のパッケージがある場合は、該当パッケージが一旦アンインストールされ、再起動時に自動的にインストールされます
       
    3. Updateのインストール中のステップは、旧バージョンと同じです。Update(コアサーバー)のインストールが終われば、自動で再起動されます。しばらく待つと、再起動されたメッセージが表示されます(時間が掛かりすぎた場合などは、タイムアウトすることもあります)ので、[OK]を押してください。
    4. (注意)Unix環境では、手動でUpdateを適用した際は、そのUpdateを実行してユーザーで、新規フォルダやファイルが作成されます。また、再起動も手動でUpdateを実行したユーザーで行われる模様です。そのため、本来と異なる起動ユーザーでColdFusionが実行され、ファイル・フォルダの権限不足エラーなど、動作の障害や404エラーの発生を招くことがあります。この状態になった場合は、Update適用後に再起動された ColdFusion 2021を停止し、下記の手順を実施した後、改めて、通常の方法でColdFusionを起動してください
      【参考手順】
      1. ColdFusion を停止します
          [cf_root]/cfusion/bin/coldfusion stop
          [cf_root]/cfusion/jetty/cfjetty stop
      2. ColdFusionインストール配下のファイル・フォルダ権限を ColdFusion実行ユーザーに変更します
        例(sudoを利用):sudo chown -R [ColdFusion Runtime User] [Path to ColdFusion instance
      3. 次に /tmp/ フォルダ内に customcache.index と customcache.data ファイルが存在しないかを確認します。存在する場合、/tmp/customcache.index と /tmp/customcache.data のファイルがColdFusion実行ユーザーになっているかを確認し、異なるユーザー(アップデータ適用時のユーザー)の場合は、ColdFusion実行ユーザーに変更します
        例(sudoを利用):sudo chown -R [ColdFusion Runtime User] /tmp/customcache.*
      4. ColdFusion を起動します(OSのサービス起動コマンドで起動している場合はそちらで起動してください)
      5.   [cf_root]/cfusion/bin/coldfusion start
          [cf_root]/cfusion/jetty/cfjetty start (Jetty サービスを使用している場合)
      アップデートのポイント
      • 本番環境へのアップデータを適用前に、テスト環境等でUpdateの適用方法の確認とUpdate適用後の十分な動作確認を行って下さい
      • ColdFusion 2016以降、ColdFusion Administrator(/CFIDE/administrator)へのアクセスは同梱のWebサーバー(デフォルトポート8500)で行います
        • 攻撃者からのリスクを軽減するために、ColdFusion 2016以降は内部Webサーバーを使用したAdministratorへのアクセスが強く推奨され、デフォルトの状態で外部Webサーバーを経由したAdministratorへのアクセスがブロックされています。外部Webサーバーを使用(経由)した Administratorへのアクセスは推奨されておらず、推奨されていない機能に関連する問題が発生した場合でもメーカーはサポートを行いません
           

      その他の情報がある場合は、確認次第、情報を追記・修正致します


      記事公開日:2022年10月13日
      最終更新日:2023年05月12日


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