ColdFusion 2021 アップデート 6 についての参考情報

※本ページは、メーカーサイトの情報を部分的に抜粋して紹介していますが、参考情報としてのご紹介であり、内容の正確さや最新さ、推奨を保証するものではありません。また、本ページの内容とオリジナルの英文ページとの間に齟齬や矛盾があった場合(英文ページで情報が追加・変更された場合も含む)には、オリジナルの英文ページの情報を優先して下さい。


米国時間 2023年3月14日に ColdFusion 2021 Update 6が公開されました。このアップデートは、セキュリティ情報  APSB23-25 (優先度1)の修正が含まれます。
※APSB23-25で修正されている脆弱性の一つ(CVE-2023-26360)については、Adobe ColdFusionに対する限定的な攻撃で、悪用の報告があったことをアドビは認識しています
※※また、米国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁 (CISA: Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)の「Known Exploited Vulnerabilities Catalog」にColdFusionの脆弱性が追加され、この脆弱性がサイバー 犯罪者によって悪用されていることが確認されているとのことです。
※※※Web Application Firewall (WAF)サービス提供会社の「ブログ」でも、この脆弱性による悪用を試みるアクセスがあったとの情報が掲載されています。
※※※※非公式ですが、悪用に対する緩和策についての情報が「こちら」に掲載されています。

【注意1】

オフライン環境でのUpdate 6を適用することを目的に、3/15の17時ごろまでに上記のページからダウンロード可能なパッケージファイルZIP(hotfix-packages-cf2021-006-330132.zip)をダウンロードされた方は、解凍後のパッケージファイルに含まれるbundlesdependecy.jsonの内容に問題があったため、オフラインで ColdFusion 2021 Update 6 を適用した後、Administratorパッケージが正しく更新されないことが確認されています。該当される方は、上記のリンクより再度パッケージファイルZIPをダウンロードし直してください。

https://community.adobe.com/t5/coldfusion-discussions/released-coldfusion-2021-and-2018-march-2023-security-updates/m-p/13651971#M194603

 

【注意2】

Update 6では、デフォルトでcfclientタグ(クライアントCFML:モバイル開発用)の実行が無効化されました。

  • Update 6以降、cfclientタグを有効にする必要がある場合は、JVM引数に「-Dcoldfusion.cfclient.enable=true」を追加する必要があります。

  • 上記の引数を追加してcfclient を有効にした場合も、デフォルトではCFCの読み取りのみが許可されます。他の種類のファイルの読み取りも許可するには、JVM引数に「-Dcoldfusion.cfclient.allowNonCfc=true」を追加する必要があります。

 

【注意3】

Update 未適用、または Update 1適用済みの環境からUpdate 6を適用した際は、IIS/Apache とColdFusionとの接続コネクタの設定が更新されています。そのため、Update 6の適用後に、接続コネクタの『アップグレード』を行ってください。

  • Update 未適用、または Update 1から Update 6を適用された方
  • Update 未適用、または Update 1から Update 2 ~Update 5を適用済みだが、接続コネクタのアップグレードを行われていない方

Update 2~5を適用した後に接続コネクタのアップグレードを既に行われている方や、新しいColdFusion 2021インストーラー(Update 2、またはUpdate 5が適用されています)をインストールして接続コネクタを設定された方は、この操作は不要です

「Web サーバー設定ツール」を起動し、[ アップグレード] ボタンを押せば、コネクタファイルの更新を行います。コマンドで実行する場合は wsconfig –upgrade です
 
(参考)Webサーバーの設定については Webサーバーに接続 (adobe.com)の「Web サーバーの設定」に書かれている「GUI モードによる WEB サーバー設定ツールの実行」または「コマンドラインインターフェイスの使用」をご確認ください

新規にColdFusion 2021とApacheを接続した際は、HTTP 503エラーが発生します。この対応方法については、下記をご確認ください
https://cfassociates.samuraiz.co.jp/index.cfm/faq/coldfusion2021/cf2021-connector-503error/

一部のUnix環境(Ubuntu 20.04等)で、ColdFusion 2021 と Apache を接続した環境において、長時間のリクエストの途中でApacheがクラッシュを起こしブラウザへの応答が中断する不具合が確認されています。下記のFAQ記事の内容に従い、設定を変更してください
ColdFusion 2018 とApacheの環境で長時間リクエストでエラーが発生する

 

【補足】

  • Update 6で更新されたパッケージはAdministratorパッケージのみです。
  • Updateについて、後から補足や既知の問題に関する情報が追加される場合があります。それらは、英語のUpdateページに掲載されますので、Update適用の際には英語ページも確認頂くことをお勧めします。

https://helpx.adobe.com/coldfusion/kb/coldfusion-2021-update-6.html

 

アップデートの際の注意点
  • プロキシ環境下では、Updateを適用する前に、「パッケージマネージャー > 設定」でプロキシ設定を追加してください。
  • ColdFusion 2021の Administratorでは、Updateは「パッケージマネージャー」から行います。『コアサーバー』と更新対象の『インストール済みのパッケージ』の両方に更新の記載が表示されますが、『コアサーバー』の更新を行えば、今回関連する『インストール済みのパッケージ』も合わせて更新されます
    1. Updateの通知(画面を開いた時に、『コアサーバー』のアップデートが無い「コアパッケージに対するアップデートはありません。」という表示になることがだいたい2回に1回の割合でありました。外部ネットワークの接続が行えている(直接接続できる、もしくは、プロキシの設定を追加している)にも関わらず、アップデートはありませんとなっている場合は、何回か「パッケージマネージャ」の画面を開いて(画面左、下から2番目のアイコンを何度もクリック)みてください

       
    2. 『コアサーバー』の更新を行う際に、以下のように確認が表示されます。Update対象のパッケージがある場合は、該当パッケージが一旦アンインストールされ、再起動時に自動的にインストールされます
       
    3. Updateのインストール中のステップは、旧バージョンと同じです。Update(コアサーバー)のインストールが終われば、自動で再起動されます。しばらく待つと、再起動されたメッセージが表示されます(時間が掛かりすぎた場合などは、タイムアウトすることもあります)ので、[OK]を押してください。
    4. (注意)Unix環境では、手動でUpdateを適用した際は、そのUpdateを実行してユーザーで、新規フォルダやファイルが作成されます。また、再起動も手動でUpdateを実行したユーザーで行われる模様です。そのため、本来と異なる起動ユーザーでColdFusionが実行され、ファイル・フォルダの権限不足エラーなど、動作の障害や404エラーの発生を招くことがあります。この状態になった場合は、Update適用後に再起動された ColdFusion 2021を停止し、下記の手順を実施した後、改めて、通常の方法でColdFusionを起動してください
      【参考手順】
      1. ColdFusion を停止します
          [cf_root]/cfusion/bin/coldfusion stop
          [cf_root]/cfusion/jetty/cfjetty stop
      2. ColdFusionインストール配下のファイル・フォルダ権限を ColdFusion実行ユーザーに変更します
        例(sudoを利用):sudo chown -R [ColdFusion Runtime User] [Path to ColdFusion instance
      3. 次に /tmp/ フォルダ内に customcache.index と customcache.data ファイルが存在しないかを確認します。存在する場合、/tmp/customcache.index と /tmp/customcache.data のファイルがColdFusion実行ユーザーになっているかを確認し、異なるユーザー(アップデータ適用時のユーザー)の場合は、ColdFusion実行ユーザーに変更します
        例(sudoを利用):sudo chown -R [ColdFusion Runtime User] /tmp/customcache.*
      4. ColdFusion を起動します(OSのサービス起動コマンドで起動している場合はそちらで起動してください)
      5.   [cf_root]/cfusion/bin/coldfusion start
          [cf_root]/cfusion/jetty/cfjetty start (Jetty サービスを使用している場合)

      アップデートのポイント

       

      • 本番環境へのアップデータを適用前に、テスト環境等でUpdateの適用方法の確認とUpdate適用後の十分な動作確認を行って下さい
      • ColdFusion 2016以降、ColdFusion Administrator(/CFIDE/administrator)へのアクセスは同梱のWebサーバー(デフォルトポート8500)で行います
        • 攻撃者からのリスクを軽減するために、ColdFusion 2016以降は内部Webサーバーを使用したAdministratorへのアクセスが強く推奨され、デフォルトの状態で外部Webサーバーを経由したAdministratorへのアクセスがブロックされています。外部Webサーバーを使用(経由)した Administratorへのアクセスは推奨されておらず、推奨されていない機能に関連する問題が発生した場合でもメーカーはサポートを行いません
           

      その他の情報がある場合は、確認次第、情報を追記・修正致します


      記事公開日:2023年03月15日
      最終更新日:2023年04月07日


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